お金を借りるときに気になるのが、審査に通るかどうかということですよね。審査が甘いキャッシングがあればいいのに。そう思ったことある人も少なくないはず。自分以外の人は簡単に融資を受けているのは、何かコツがあるのかと気になりますよね。

  • キャッシングでお金を借りるコツはあるの?
  • お金を借りやすい金融業者はどこ?
  • いますぐお金が必要になったときはどこから借りればいい?
  • 簡単にお金を貸してくれる金融業者はある?

金融業者に融資を断られた人や、初めてお金を借りる人はこうした疑問を持っているかと思います。ここでは、そうした疑問を解決するために、キャッシング利用するときのコツや審査の通りやすさについて説明します。

「審査が甘い」と「通りやすい」は違う

審査に通りやすいキャッシングを探すときに、まず注意しなくてはいけないのが、「通りやすいのと甘いのは違う」ということです。インターネット上には審査が甘いと紹介されている金融業者がいくつもありますが、正規の金融業者で簡単にお金を貸してくれるとことはまずありません。

例えばA社で融資を断られて、B社では融資をしてもらえたとします。この場合、B社は甘いと感じるかもしれませんが、それはたまたまそうなっただけで、人によってはB社で断られてA社で借りられるということがよくあります。

また、借りやすさというものは間違いなくあります。後ほど詳しく説明しますが、銀行と消費者金融では融資をするための基準が違ってきます。ただし、通りやすいとされている消費者金融でも融資してもらえるのは2人に1人くらいがいいところです。

50%の人が融資を断られると考えると、かなり厳しくチェックされているのがわかりますよね。

ところが、実際には審査が甘いキャッシングというものが存在します。簡単な面談だけで数万円を融資してもらえるような金融業者があります。どこからもお金を借りられなくなった人には、とても助かる存在なのですが、おすすめできない金融業者でもあります。

融資を断られるには何らかの理由があります。そういう人たちにも融資するというのは、大きなリスクを負うことになります。それでもお金を貸すのですから、何かきっと裏があるはずです。簡単に融資をしてくれる金融業者について、そのからくりも含めてもう少し詳しく説明します。

審査が甘い金融業者の特徴

審査が甘い金融業者は大きく分けて2種類あります。

  1. 小規模な消費者金融
  2. ヤミ金業者

正規の貸金業者は全国で2000社近くあります。この数を多いと思うかもしれませんが、実は2000年には約3万社もありました。これは小規模な金融業者がどんどんと淘汰されていった結果です。誰もがお金を借りようと思ったときに、テレビCMなどを流している金融業者を利用しようとします。

このため、小規模な消費者金融などは、大手が融資を断るようなリスクの高い人に対して、お金を貸すことでなんとか生き残ろうとしています。

これとは別にヤミ金業者というものも存在します。こちらは小規模な消費者金融が融資を断ったような人にでも融資を行います。とてもリスクが高いのですが、ヤミ金業者は独自の方法でそのリスクを回避してキャッシングでの融資を行っています。

小規模な消費者金融とヤミ金業者の両方に共通している特徴は、次の2点です。

  1. ほとんどの人が名前を聞いたことがない
  2. 融資額が少ない

小規模な消費者金融は違法な営業を行いませんが、ヤミ金業者は法律を守らず営業を行うという違いがあります。キャッシングをするときに注意したいのは、もちろんヤミ金業者です。とはいえ、初めてお金を借りる人には両方の違いがわからないかもしれません。

  • 金利が年20%以上
  • 金融業者の連絡先が携帯電話

このような金融業者はほぼ間違いなくヤミ金業者です。ほとんど審査なしでお金を貸してもらえますが、借りる側も大きなリスクを負うことになります。

なぜ甘い審査でお金を貸し出せるのか?

正規の金融業者でもヤミ金業者でも、貸したお金に利息をつけて返済してもらうことで利益を上げているのは同じです。貸した相手が債務整理をして返済できなくなると、金融業者に損失が発生します。その貸倒れリスクを避けるために金融業者は審査を行います。

審査が甘いということは、そのリスクが大きくなるということですが、ヤミ金業者などがそれで成立するのはもちろん理由があります。

  • 違法金利で大きな利息を得ている
  • 違法な取り立てで貸したお金を確実に回収する

この2つの理由によって、ヤミ金業者は貸倒れリスクを回避しています。例えば、ヤミ金業者の金利はトサン、トゴといったものがあり、10日で3割や5割の利息を払わなくてはいけません。10万円借りたら利息も合わせて10日後までに13万円返済します。

超高金利ですので、少しくらいの貸倒れがあっても利益が出るような仕組みがあります。そして、簡単には貸倒れを起こさせません。どんな手段をとってでも、お金を貸した相手から回収しようとしますので、簡単には貸倒れも発生しません。

ヤミ金業者は存在そのものが違法ですので、キャッシングも回収も法律を守って行うことはありません。正規の金融業者は、借りた人が借金まみれにならないようするというルールのもと営業をしていますが、ヤミ金業者はそのようなルールを守りません。

それでもお金を確実に借りられるということで、利用者が後を絶たないのが審査の甘い金融業者です。そして多くの人が限界までお金を搾り取られてしまいます。

キャッシングの審査基準

どんな事情があっても、ヤミ金業者からお金を借りるのは避けてもらいたいとこですが、そんなことを言っても、正規の金融業者はお金を貸してくれないじゃないかと思うかもしれません。でも、むやみに融資を断っているわけではなく、きちんとした基準に基づいて融資の可否を決めています。

その基準を知っておけば、キャッシングの審査に通りやすい金融業者を見つけやすくなりますので、ここでは融資をするための基準について紹介します。

  • 安定した収入があること
  • お金を借りすぎていないこと

細かな基準はいくつもありますが、どの金融業者も融資を決めるときの判断はこの2点で行います。貸したお金をきちんと返すことができる人かどうかの判断をするために、安定した収入があることをチェックし、借金まみれにならないように他社からの借入状況をチェックします。

安定した収入と借りすぎの定義は金融業者によって違います。そしてそれが審査に通りやすいかどうかの違いです。

A社基準:正社員で年収が200万円以上、勤続年数は1年以上
B社基準:アルバイトで年収が100万円以上、勤続年数は半年

どちらのほうが通りやすいかは言うまでもありません。A社もB社も安定した収入が判断基準になりますが、安定した収入に求める条件が違います。同じように他社からの借入状況なども、金融業者によってそれぞれの融資基準があります。

審査に通りやすくするコツ

キャッシングの基準は金融業者によって違うことは理解できたかと思います。次に、審査に通りやすくするコツについて具体的に説明をします。

  • 自分のステータスを上げる
  • 借入希望金額を少なめにする
  • 審査に通りやすい金融業者を選ぶ

まず考えることは、安定した収入をアピールできる状態にすることです。キャッシングをするためだけに勤務先を変えることはないかと思いますが、勤続年数は長ければ長いほうが有利です。転職したばかりというような人は、ある程度の勤続年数になるまで待つようにしましょう。

主婦などの働いていない人の場合は、アルバイトやパートでもいいので仕事を始めることが大切です。主婦でも融資しますという金融業者もありますが、借りやすくするためには収入があるということはとても重要です。

また、借り過ぎも金融業者が嫌う状態ですので、必要最低限の借入希望額で借りるようにしましょう。基本的には年収の1/3までしかお金を借りることはできません。これは総量規制というルールに基づくもので、銀行は対象外となっていますが、それでも借りられる目安はすべての借金を合わせて、年収の1/3までと考えてください。

そして、最も重要なのは審査に通りやすい金融業者を選ぶということです。すでに説明しましたが、金融業者によって融資のための条件が違います。上記でいえばA社よりもB社のほうが、融資のためのハードルが低く設定されています。そのような金融業者を選んで利用しましょう。

審査に通りやすいキャッシングの特徴

融資のためのハードルが低い金融業者を選んで利用するのは理解できても、どの金融業者のハードルが低いのかがわからない。そういう人のために、審査に通りやすいキャッシングの特徴について紹介します。

  • 金利が高い
  • 融資額の上限が低い

お金を借りやすいキャッシングの特徴はこの2点です。

まず金利ですが、金利は低ければ低いほど利息が減ります。利息が減るというのは金融業者の利益が減るわけです。そうなると貸倒れリスクをできるだけ減らさなくてはいけませんので、融資のためのハードルが上がります。

反対に金利が高ければ、貸倒れがあっても利息による収益が大きくなるため、少しくらいならリスクをとって融資が可能です。このため、融資のためのハードルが下がります。一般的には銀行よりも消費者金融のほうが金利は高く、お金を借りやすいと言われています。

また、融資額の上限を低めに設定している場合も、貸倒れで失ってしまう金額を少額に抑えることができます。このため融資のためのハードルが下がり、金融業者はお金を貸しやすくなります。融資額の上限が低く設定されている金融商品は、幅広い人にお金を貸すための商品だと考えてください。

お金を借りるときには、この2点を確認しておかないと、いくら審査を受けても融資を断られるということが続きます。金融業者はどこでも同じというわけではありませんの、必ず上記のポイントを確認した上で申し込みを行いましょう。

審査に落ちてしまったらするべきこと

キャッシングの審査に落ちたときには、焦っていくつもの金融業者に申し込みをしたり、ヤミ金業者からお金を借りたりする人がいますが、まずすべきことは現状把握です。なぜ落ちてしまったのかを考えることから始めましょう。

  • 借入希望額
  • 個人のステータス

融資を断られるときに問題があるのはいずれかです。自分の借りようとしている金額が、借り過ぎでないかをまず確認してください。年収の1/3がひとつの目安だと紹介しましたが、年収の1/3以下なら確実に借りられるということではありません。

特に年収が少ない人は、借りられるお金はもっと少なくなります。他社からの借り入れがあるという場合は、それらがネックになって審査落ちすることもあります。

また、勤続年数が短すぎる場合などもマイナス要因になります。勤務先が小さい企業でいつ会社がなくなるかわからないというようなこともマイナス要因です。また過去に金融事故を起こしている場合は、事故の履歴が消えるまでは融資を受けることができません。

これらのポイントをすべて洗い出して、大きな問題がないようでしたら、融資を断られたキャッシングよりも金利の高い商品で審査を受けてみましょう。金利が5%の商品で落ちた場合は、より通りやすい金利が10%以上の商品を利用してみましょう。

すぐにお金を借りる方法

なぜ融資を断られたかを考えることはとても大切なことですが、いますぐお金が必要だという場合は、そんなことをしている余裕がないかと思います。このような場合は、次のような方法で融資の依頼をしましょう。

  • 即日融資可能な金融業者を選ぶ
  • 借入希望額を30万円程度まで抑える
  • 金利はできるだけ高い商品を選ぶ

まず、すぐにお金が必要な場合は、即日融資をうたい文句にしている金融業者を利用しましょう。低金利なキャッシングの場合は、申し込みから融資まで数日かかるようなことがよくあります。できるだけ高金利で、即日融資可能な商品を選びましょう。

また、金利は高ければ高いほど融資のハードルが下がります。即日融資で金利も低くて、審査も通りやすい。そんな都合のいいキャッシングはありません。返済総額は増えてしまいますが、確実にお金を借りるために、利息の多さには目をつむるようにしてください。

ただし年20%を超える金利は違法です。そのような金利を設定している金融業者は利用しないように注意してください。

また、即日融資可能としている金融業者でも、利用額が100万円のような高額なものになる場合は、細かく審査を行うため融資までに時間がかかることもあります。すぐに融資してもらうには、できるだけ30万円以下の少額での申し込みを行いましょう。

まとめ

審査に通りやすいキャッシングを選ぶときの、注意点とポイントをまとめました。

  • ヤミ金業者は利用しない
  • 安定した収入があり借り過ぎでないことが融資のための条件
  • 審査に落ちたら原因を見つけて、より高金利の金融業者を利用する
  • すぐに借りたい場合は高金利で少額の借り入れを選ぶ

どんな理由があっても、ヤミ金業者ではなく正規の金融業者からお金を借りるようにしましょう。すでに融資を断られたという人でも、融資の基準は金融業者によっても違いますので、より借りやすい業者を選んで申し込みを行ってください。

融資を断られるとどうしても慌ててしまいますが、お金がすぐ必要というのでなければまずはその原因を調べることから始めましょう。借りすぎていないか、安定した収入があると判断してもらえているか、そしてブラックリスト入りしていないかを確認しましょう。

すぐにお金が必要というケースでは、金利が高い金融業者を選び、できるだけ少額の融資を依頼しましょう。返済総額は大きくなりますが、融資を受けられる可能性は大幅に上がります。ステータスが低いのに、自分に有利な条件の金融業者ばかり選んでいると、なかなか融資を受けることができません。

お金を借りるときは低金利がいいと言われていますが、それはステータスが高い人に限ります。なかなか融資を受けることが出来ないという人は、金利の高い商品を選んでみましょう。

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