キャッシングは低金利なものを利用するべき

キャッシングするときに、「金利なんてどこもそれほど変わらない」と言って、手軽な借り方ばかりを優先している人がいますが、半分は正解ですが半分は間違っています。1万円程度を1ヶ月くらい借りるのであれば、1%の金利差で利息の差は8円くらいにしかなりません。

8円のためにどれくらいの手間と時間をかけるかを考えた場合、わざわざカードローンの審査を受けるよりも、クレジットカードのキャッシング枠を使ってお金を借りたほうが賢い借り方です。でもそれが、50万円や100万円になったらどうでしょう?

少額な借入の場合は利息の差なんてほとんど関係ありませんが、大きな額を借りるときには低金利を意識しないと、総返済額に大きな差が出てしまいます。少額であるか高額であるかで切り替えられればいいのですが、高額でもついつい金利を無視して従来と同じ借り方をしてしまいます。

そうならないようにするためにも、少額な借り入れでも、きちんと金利を意識してお金を借りる習慣をつけておきたいところです。自分の中で、いくらまでならここで借りて、いくら以上ならここで借りるというマイルールを作るのがおすすめです。

キャッシングにおける金利の重要性

高額な借り入れをするときには、金利差が返済総額に大きな差が出ると紹介しましたが、実際にどれくらいの差額になるのか見ていきましょう。50万円を月々の返済額2万円として借りた場合、金利年10%と年18%とでは返済総額にどのような違いがでるのか計算してみました。

借入額:50万円
月々の返済額:2万円

金利10%:利息総額63,000円 返済期間29ヶ月
金利18%:利息総額131,374円 返済期間32ヶ月

なんと金利差が8%もある場合には、利息の総額が倍以上の開きになっています。しかも返済期間にも3ヶ月の差が発生しています。6万円を超える利息の差は決して小さな額ではありませんよね。このように数値化してみると、金利の重要性が見えてきます。

何も考えずに金利が18%の金融業者で借りるのか、それとも低金利のキャッシングを見つけてきて、そこで審査を受けてお金を借りるのとでは、支払う利息に大きな開きが出ます。借入金額が大きければ大きいほど、その差額も大きくなります。

反対に借入額が数万円ですと、利息の差額は数百~数千円くらいにしかなりません。利息差がどれくらいまであると、大きいと感じるかには個人差がありますが、お金を借りるときには、返済シミュレーションを活用して、利息差を確認するように習慣づけしましょう。

金利が低いと返済期間が短くなるというメリットもあります。上記の例でいえば、3ヶ月の返済期間の違いがあります。借金は1日でも早く返済したいところですが、金利が高ければ高いほど返済期間が伸びてしまいます。

返済期間が長いと、その期間に会社をリストラされたり、会社が倒産したりして返済できなくなるリスクも考えなくてはいけません。たった数ヶ月の差かもしれませんが、そこで明暗がわかれることがあるのも事実です。借りたお金を早く返すためにも、金利はしっかり考えて借りるようにしましょう。

キャッシングの金利はどれくらい?

それでは実際にキャッシングをするときには、どれくらいの金利でお金を借りられるものなのでしょう。どこからお金を借りるかによって違いがありますので、金融機関の種類ごとに金利の相場をチェックしてみましょう。

クレカのキャッシング枠

金利:年12.0~18.0%

クレジットカードでお金を借りる場合は、ほとんどのケースで金利は18%です。100万円以上を借りる場合に限っては、金利が15%以下になります。クレジットカードで100万円を超える融資枠を持つことは、一般的な会社員ではまずありませんので、実質の金利は18%だと考えてください。

消費者金融

金利:年3.0~18.0%

クレジットカードよりも低金利に見えますが、消費者金融の場合は、限度額が500万円や800万円と高めに設定されているため、それに応じて金利が下がっているだけです。100万円以内の借入の場合には、クレジットカードの金利と変わらず、年17.8%もしくは年18.0%での融資がほとんどです。

銀行カードローン

金利:年3.0~15.0%

銀行のカードローンは、銀行によって金利にバラつきがあります。最大金利が年10%以下になっている商品もあれば、年17.8%で設定されている銀行もあります。それでも相場は最大金利は14%台になるため、クレジットカードや消費者金融よりも低い金利でお金を借りることができます。

どれがおすすめ?

低金利でキャッシングをしたいときには、銀行のカードローンが最もおすすめです。消費者金融もクレジットカードも金利は高めで、金利だけを考えた場合にはおすすめできません。ただし、銀行であればどこでもいいというわけではありません。

三菱東京UFJ銀行バンクイック:年1.8~14.6%
新生銀行レイク:年4.5~18.0%

三菱東京UFJ銀行のバンクイックも、新生銀行レイクも、とても人気の高い金融商品です。このように、同じ銀行という枠の中でも大きな金利差があります。新生銀行レイクの場合は、消費者金融と変わらない金利ですので、「銀行だから低金利でおすすめ」とは言えません。

一般論として、銀行のカードローンでキャッシングすれば、低金利でお金を借りられるだけであって、個別で見てみると、必ずしもそうだとは言えません。銀行だから大丈夫だと決めつけずに、きちんとその商品の利率を確認してから利用するようにしましょう。

また、金利は年1.8~14.6%のように幅のある表示がされています。年1.8%で借りられるなら、かなりお得な感じがありますが、14.6%ではそれほどお得感はありませんよね。なぜこのような金利の幅があるのかについては、次項で詳しく説明します。

最低金利が適用される場合

みずほ銀行のカードローンは、コンフォートプランでの金利が年3.5~14.0%に設定されています。低い金利でキャッシングをしたいのであれば、年3.5%でお金を借りたいですよね。でも、年3.5%で貸してくださいと言っても、それは通りません。

年3.5%の金利になるには、利用限度額が800万~1000万円になっている必要があります。利用限度額は、年収と信用によって決まります。銀行は総量規制の対象外ですので、年収を気にせずにお金を貸すことができます。

ただし、総量規制は無理せず返済できると考えられているギリギリのラインです。確実な返済を考えると、年収の1/3以上の融資は避けたいところです。そうなると、利用限度額は年収の1/3がひとつの目安です。

年収300万円
利用限度額:100万円
金利:年12.0%

年収600万円
利用限度額:200万円
金利:年9.0%

最低金利を適用させようとすると、年収は最低でも2400万円必要で、なおかつ、みずほ銀行で住宅ローンを利用しているという条件が必要です。最低金利でお金を借りることが、いかにハードルが高いかわかりますよね

しかも年収だけでなく、信用がどれだけあるかによっても、利用限度額が変わります。いくら2400万円の年収があっても、信用がなければ利用限度額を800万円にすることができません。信用は、社会的な信用や過去の取引による信用などがあり、時間をかけて高めていく必要があります。

ここではみずほ銀行を例に出しましたが、他の銀行でも基本的な考え方は同じで、利用限度額が高くなければ金利は下がらず、利用限度額を上げるためには年収と信用を上げなくてはいけません。

キャッシングを低金利で利用する方法

最低金利でキャッシングすることが難しくても、金利を少しでも下げるための方法はいくつかあります。ここでは、その方法について紹介します。

最大金利の低い商品を利用する

最も簡単な金融商品の選び方が、最高金利の低い商品を利用することです。例えば次のような金利の商品があった場合、どちらを選ぶべきかわかりますか?

金利:年7.8~12.0%
金利:年3.0~15.0%

このような金利の場合、多くの人が後者の年3.0~15.0%を選んでしまいます。年3.0%だけに注目してしまうのですが、すでに紹介しましたように、最低金利でお金を借りるハードルはかなり高く、数十万円の融資程度であれば、まず間違いなく最高金利を提示されます。

そう考えると、本当に選ぶべき商品は前者の年7.8~12.0%であることがわかります。もちろん借入額によっては後者のほうが有利になることもありますので、実際の金利は審査を受けなければわかりません。ただ、最高金利が変わることはありませんので、基本的には最高金利を比較して選ぶようにしましょう。

融資希望額を高めに設定する

この方法は審査が厳しくなるというリスクが伴いますが、利用限度額を高く設定することで、金利を下げることができます。借りたいお金が10万円だったとします。融資希望額を10万円で申し込みをすると、最高金利での融資が提示されます。

ところが融資希望額を100万円にしておけば、法律によって上限金利が年15%と決まっていますので、金利を下げることができます。実際に100万円を借りる必要はなく、100万円まで借りられるようにしているだけですので、返済の心配をする必要もありません。

ただし、繰り返しになりますが、融資希望額が上がれば上がるほど審査が厳しくなりますので、それなりのステータスを持っていなければ、審査落ちすることもありますので注意してください。

利息0円期間のある商品を利用する

低金利でキャッシングとなると、どうしても銀行のカードローンに目が行きますが、実は消費者金融でも超低金利でお金を借りることができます。初回限定ですが、多くの消費者金融で利息0円キャンペーンを行っています。

これは、契約時もしくは初回借入時から30日間は利息が発生しないというもので、30日以内に返済すれば、利息0円でお金を借りることができます。借りたお金だけを返済すればいいのですから、これよりも低い金利は他にありません。

30日以内の返済ができなくても、2ヶ月で返済できれば、年18%の金利も実質年9%でお金を借りることができます。ノーローンのように、回数制限なしに何度でも1週間無利息という商品もありますので、このような利息0円期間のある商品を上手に活用しましょう。

低金利にするためには

ここまではキャッシングで低金利にすることばかり説明してきましたが、実は低金利の銀行のカードローンでも、金融商品としては決して金利が低い商品ではありません。ここでは、キャッシング以外でのお金を借りる方法について紹介します。

フリーローンを利用する

フリーローンというのは使用目的を明確にして借りる金融商品で、そのためにお金を借りたら追加融資を受けられず、あとは返済していくだけという特徴があります。例えば、結婚資金として100万円借りたら、あとは毎月コツコツと返済していきます。

追加融資がなく貸倒れリスクが少ないため、金利は銀行のカードローンよりも低く設定されています。最近は利用使途が明確になっていなくても使えるフリーローンも増えていますので、何度も融資を受けたいのでなければおすすめです。

目的別ローンを利用する

フリーローンに似ていますが、目的別ローンはマイカーローンや住宅ローンのような、なんのために使うローンなのかが明確になっている商品です。使用用途が完全に限られているということもあり、とても低い金利でお金を借りることができます。

マイカーローンの場合は、年1.5~4.0%の範囲でお金を借りることができます。ただし、車を担保にお金を借りているような状態ですので、返済できなくなったときに車を回収されてしまうというリスクがあります。住宅ローンも自宅を担保にお金を借りていますので、金利は低くても家を失うというリスクがあるということを覚えておきましょう。

低金利キャッシングの審査基準

キャッシングの金利と審査の難しさには相関関係があります。金利が低い商品は、金融業者が得られる利息は小さくなり、利益を上げにくいため、貸倒れリスクを可能な限り排除しなくてはいけません。このため、審査をするにあたって少しでも不安要素があれば融資を断るため、審査に通過しにくくなるというわけです。

審査基準で重要なポイントは次の2点です。

  • 年収に見合った借入額になっているか
  • 安定した収入があるか

年収に見合った借入額になっているか

年収に対して、借入額が大きければ大きいほど審査が厳しくなります。ただし、借入額が大きいほど金利が下がるため、金利だけを考えた場合は、借入額を小さくするのが必ずしも正解とは言えません。借りやすさと金利の低さは反比例することを頭に入れておきましょう。

安定した収入があるか

審査を通過させるのに重要なのは、安定した収入があるかどうかということです。安定した収入を判断するのは、勤務先の規模と勤続年数です。勤務先を変えることは簡単ではありませんので、まずは勤続年数を少しでも長くしてから融資の申し込みをしましょう。

低金利でお金を借りたいのであれば、勤続年数は最低でも1年以上にしてから申し込むようにしてください。

まとめ

低金利でキャッシングすることの重要性と、金利の考え方についてここまで説明してきましたが、いかがだったでしょう。これまでの借り方で損をしていたということに気づいた方もいるかと思います。小さな額の借り入れなら、大きな差額にならなくても何十万円と借りるようなときは、必ず利息計算をしておきましょう。

低金利でお金を借りるときには、基本的には銀行のカードローンがおすすめです。消費者金融やクレジットカードの場合は、ほとんどのケースで18%くらいでの融資になり、金利のメリットはほとんどありません。

ただし消費者金融の場合には、初回利用者に限って利息0円キャンペーンを行っていますので、初めてお金を借りるのであれば、それらのサービスも含めて、どこから借りるのがベストなのかをきちんとシミュレーションしてください。

また、フリーローンや目的別ローンのような金利が低い商品が他にもありますので、キャッシングにこだわらず、幅広い商品から選ぶようにしましょう。お金を借りる方法は1つだけではありません。使い勝手はあまりよくありませんが、銀行のカードローンよりも低い利率でお金を借りることができます。

また金利が低い場合はとても審査が厳しくなる傾向があります。自分の年収に見合った金額の融資と、安定した収入を証明するために、勤続年数が1年以上になってから申し込みをするようにしましょう。いくら低金利でも融資を受けられないのであれば意味がありません。自分のステータスに合った金融機関で、可能な限り低い金利での融資を目指しましょう。

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