キャッシング利息の計算方法

 

毎月キャッシングの返済をしているのにも関わらず、利息(利子)が増えていてなかなか残高が減らない、と悩んだことはありませんか?

 

計画的な返済をしていくには、利子を把握し理解することが不可欠です。今回は、利子の計算方法や、利息を軽減して返済の負担を減らす方法を紹介します。

 

利息はどうやって確認するの?

キャッシングをする際は必ず利息がかかります。利子は顧客の返済に直接関係する数字ですので、キャッシングのパンフレットやホームページの商品確認ページなどに必ず記載されています。「年率:○%〜○%」というように、一年で借りたお金にかかる金利(年率)がパーセントで記載されています。

 

クレジットカードのキャッシングの場合は、利用明細書の限度枠が記載されている場所に年率が書かれていることが多いです。

 

利息の計算方法は?

利率はホームページや明細などで確認ができますが、実際にどれくらいの利息を払えばいいのか?についてはすぐに知ることができません。支払う利息はどのように計算をすればよいのでしょう。

 

私達が普段目にしている利率は、元金(借りたお金)に対してかかる1年あたりの利息のこと。1年なので「年率」とも呼ばれています。元金×利率で算出される数字が1年の利息ということになります。この数字を365(1年の日数)で割ると一日あたりの利息が求められます。

 

《利息の計算式》
元金×年率%÷365×借りた日数=利息

 

ではこの式を使い、実際に一ヶ月分(30日)の利子計算をした例をいくつか見てみましょう。キャッシングの年率は上限を18.0%に設定している会社が多いので、ここでは18.0%で計算をしてみましょう。

 

10万円を1ヶ月借りた時

10万円×18.0%÷365×30日=1,479円
1ヶ月の利息は1,479円

 

50万円を1ヶ月借りた時

50万円×18.0%÷365×30日=7,397円
1ヶ月の利息は7,397円

 

100万円を1ヶ月借りた時

100万円×18.0%÷365×30日=14,795円
1ヶ月の利息は14,795円

 

1ヶ月あたりのおおよその金利を計算したい場合は、1年は12ヶ月であることを利用し、
元金×年率(%)÷365÷12
という式でも求めることができます。

 

しかしここで算出できるのはあくまでも「1ヶ月」の利子です。実際に借りたお金を1ヶ月で返すという方は少ないと思います。大抵の方が毎月コツコツと返済をしていくことになるはずです。

 

その場合、実際に支払いをする利息の総額は上記の式では求めることができません。なぜなら、返済をしている途中で元金が変動するためです。そこで、次章では実際に支払うことになり利息の合計額の計算方法をお教えします。

 

実際に支払う総利息はどう計算するの?

利息の計算式は前章で紹介した以下の計算式で求めることができます。

 

元金×年率÷365×借りた日数=利息

 

これは、現在の元金に対して利率が掛けられています。つまりこの元金(残高)の部分が減れば支払う利子も低くなっていきます。

 

1年間返済を続けた場合の利息を知りたい場合は、毎月返済をした後の元金を元に12回計算をしなくてはいけません。

 

1ヶ月目:元金×年率(%)÷365日×1ヶ月(30日または31日)
2ヶ月目以降:(元金-返済金額)×年率(%)÷365日×1ヶ月(30日または31日)
という式で毎月分を算出します。

 

たとえば、年率18.0%で10万円を借り、毎月元金が1万円減るように返済をした場合、実際の利息は以下のように計算ができます。

 

1ヶ月目
10万円×18.0%÷365×30日=1,479円

 

2ヶ月目
9万円×18.0%÷365×30日=1,332円

 

3ヶ月目
8万円×18.0%÷365×30日=1,184円

 

返済が進むにつれて利息が低くなっていくのが分かりますね。このように返済をしていくと、返済までに支払う総利息は8,139円という計算になります。

 

上記で紹介した計算式は毎月一定の元金と利息を支払う「元金均等返済」という方式です。元金が大きい前半はかかる利息が高いため、返済の負担が大きくなりやすい傾向があります。

 

キャッシングの返済では、返済金額を毎月一定に保ったままで元金と利子両方を支払う「元利定額返済方式」がとられているケースが多いです。

 

実際に支払う総利息を紹介

実際にキャッシングでお金を借り、「残高スライド元利定額方式」で返済した際の返済総額や返済回数を算出しました。利用するクレジットカードや月々の返済金額により、返済金額や回数は変動する場合があります。

 

※年率は全て18.0%で計算しています。

 

10万円を借り毎月1万円を返済した場合

支払い回数11回
支払い金額合計:109,027円
利子合計:9,027円

 

50万円を借り毎月1万5千円を返済した場合

支払い回数47回
支払い金額合計:698,237円
利子合計:198,237円

 

100万円を借り毎月3万円を返済した場合

支払い回数47回
支払い金額合計:1,396,474円
利子合計:396,474円

 

 

ここまでは全て年率18.0%で計算を行ってきましたが、実際に払う利息は年率によって変動します。ではどのように変動するのかを次の項目で詳しく見ていきましょう。

 

利息と金利の関係って?数字が低いほうがお得なの?

利息とはお金を貸し借りしたときに支払うお礼のようなもので、キャッシングをしている金融機関はこれで利益を得ています。利子と呼ぶこともありますが、どちらもほぼ同じ意味で使われています。

 

利息を計算するための式が金利。元金に金利(%)を掛け算することによって利息を算出しますので、金利が高ければ高いほど支払う利息は高くなります。つまり、金利が低いほど利息が安くなるということです。実際に計算をして見てみましょう。

 

10万円を借りた際の利子の違い

1ヶ月、金利18.0%で借りた時

10万円×18.0%÷365×30日=1,479円

 

1ヶ月、金利15.0%で借りた時

10万円×15.0%÷365×30日=1,233円

 

1ヶ月、金利10.0%で借りた時

10万円×10.0%÷365×30日=822円

 

100万円を借りた際の利子の違い

1ヶ月、金利18.0%で借りた時

100万円×18.0%÷365×30日=14,790円

 

1ヶ月、金利15.0%で借りた時

100万円×15.0%÷365×30日=12,330円

 

1ヶ月、金利10.0%で借りた時

100万円×10.0%÷365×30日=8,220円

 

10万円を1ヶ月借りた場合、支払う利子の変化は数百円程度です。たかが数百円くらい、と思うかもしれません。しかし実際は大きな金額を、長い期間に渡って返済するというケースが大半だと思います。

 

100万円を借りた際の例を見てみると、年率は3%しか違わないにも関わらず、1ヶ月だけで2,500円近く利息が違うことが分かりますね。数年かけて返済をする場合、トータルではかなりの違いになるはずです。

 

そのため、利子をおさえたい場合は少しでも利率が低い商品を選ぶなど、工夫をする必要があります。

 

支払う利子を少しでも安くするコツは?<.h2>

支払う利息は様々な手段で軽減することができます。

 

年率が低い商品を選ぶ

年率が低い商品を契約すると、その分支払う利息が低くなります。しかし利息が低ければその分審査も厳しくなるというネックもあります。金融機関によっては普段の取引状況によって金利が低くなるキャッシングもあるので、そのようなものがあれば積極的に利用するとよいでしょう。

 

無利息期間を利用する

一部の金融機関では、契約後30日間は利息がかからない「無利息期間」を設けている場合があります。すぐに返済ができそうな場合、そのような無利息期間を利用すると利子を大幅に軽減できます。

 

できるだけ元金を少なくするよう心がけよう

利子は元金を基準にして計算しています。元金が少なければその分の利子はかかりませんので、前倒しで返済できそうな時はどんどん返済してしまうのがオススメです。また、必要のないお金はできるだけ借りないということも重要です。

 

借入金額が多いと「1万円くらいなら変わらないだろう」と思ってしまいがちですが、ほんのわずかな利子が毎日少しずつ積もっていくことを忘れないようにしましょう。

 

月々の返済を少し追加するだけでも大きな差が生まれる

キャッシングをした場合、毎月の返済金額は残高によって決まります。金融機関が決めた返済金額は、無理のない返済ができるように低めに設定されていることが多いです。しかし決められたとおりに返済をしていると、元金がなかなか減らず返済が終わらない、という事態に陥ってしまいがち。

 

月々の返済金額を少しプラスするだけで、支払う利息を少なくすることができます。実際に例を見てみましょう。

 

月々の返済金額と支払い総額の例

(※年率は18.0%で計算しています)

 

▼10万円を借りたとき
月々の返済額3千円:総利息39,639円
月々の返済額5千円:総利息19,772円

 

▼50万円を借りたとき
月々の返済額1万円:総利息431,021円
月々の返済額1万2千円:総利息290,486円

 

2千円追加するだけでかなりの差が生じていますね。約定にとらわれず、どんどん返済を進めていくことが利子の節約に繋がります。

 

利息を簡単に計算するにはどうすればいい?

数日〜一ヶ月単位の利息なら式に当てはめて計算ができますが、実際は何ヶ月にも渡って返済をしていくことになるので、利子の簡単は複雑になってしまいます。しかし、自分が支払う利子を把握することは、返済計画を立てる上でも非常に重要です。

 

そこでオススメなのが、消費者金融やクレジットカード会社などのホームページにある「返済シミュレーション」を利用することです。借りたい金額や利子などの必要事項を入力するだけで、支払い回数や支払う利子などを簡単に算出することができます。

 

キャッシングの利息についてのまとめ

ここでは、キャッシングの利息の仕組みや算出方法、利子を低くするポイントなどを紹介しました。最後に要点をまとめましょう。

 

お金を借りると必ず利息がかかる

利息(利子)とは、お金を借りたときに必ず支払う対価のようなものです。ホームページやパンフレットなどに記載されているパーセントは1年あたりの数字(年率)となります。元金が高いほど、また年率が高いほど、支払う利子は大きくなります。

 

利息は自分で計算できるほか、シミュレーションで簡単に算出できる

実際に支払う利子は
元金×年率(%)÷365日×1ヶ月(30日または31日)
という式で計算ができます。

 

また、金融会社のホームページなどの「返済シミュレーション」を使うと簡単に返済回数や支払い総額などが確認できます。

 

支払う利息は工夫次第で節約ができる

支払う利子を節約するには、最初から年率が低い商品を選ぶだけでなく、
・前倒しで返済する
・無利息期間を利用する
・月々の返済額を少しでも増やす
など複数の方法があります。

 

自分が支払う利息を理解し、計画通りに返済をしていくことが重要です。

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