冠婚葬祭などの急な出費や生活費にちょっと困った時、ATMから手軽にお金を引き出せるサービスをキャッシングと言います。この記事は『DCカード(ディーシーカード)』でお金を借りる方法を紹介します。

DCカードは提携する地方銀行やグループ会社によって、利用方法や手続方法が異なります。他にも、クレカとカードローンによるキャッシングがあるため、ホームページ上の説明を読み違えると大変です。こうした点も詳しく解説しています。

すぐに使えるキャッシング

  1. プロミス

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    ・最短3分の融資も可能
    ・初めてのお客様は利用で30日間特典あり!
    ・カードレス、郵送物はなし!全てWeb完結もできて楽々便利

    ※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
    ※お申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
    ※30日間無利息サービスの利用には、メールアドレス登録とWeb明細利用登録が必要です。
    ※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。

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DCカードのサービスについて

DCカードとは、三菱UFJニコス株式会社が発行するクレジットカードです。「ダイヤモンドカード」の後身であり、DCはダイヤモンドカードの頭文字です。

最も特徴的なのが以下で紹介する3つのサービスです。DCハッピープレゼントは、ポイントをためてオリジナルの商品に交換したり現金に引き換えることができます。海外アシスタンスサービスは、現地情報を日本語で提供する窓口「ハローデスク」により、情報提供やレストランの予約などをしてくれる便利なサービスです。

DC Webサービスは、パソコン・携帯電話で請求額やポイント照会、各種変更手続きなどができるインターネットサービスです。24時間365日対応可能(メンテナンス時間は除く)なので時間にとらわれずに手続き可能です。

また、カードの盗難、紛失、不正使用の被害にあっても、届出日から60日前までの損害を補償してくれます。

DCカードのキャッシングサービスの特徴

DCカードのキャッシングサービスで重要となる、金利、限度額、利用条件などについて解説します。

金利について

金利は、実質年率14.95%~17.95%で、他社のクレカと比較しても標準設定です。クレカでショッピングをした場合、一括払いにすると利息がつきません。しかし、キャッシングの場合、金利に基づき日割り計算で利息が請求されます。

【借入元金 × 借入金利 ÷ 日割り365日 × 借入日数 = 利息手数料】

実際に請求される利息はこのような計算方法で算出されます。

限度額について

限度額は、ショッピング利用の場合10~100万円、キャッシングの上限は30万円です。クレカのキャッシング限度額は、申込時に別途申請する仕組みになっています。申込み後に限度額を設定したい場合、カード裏面に記載してあるカード会社に電話をして依頼することができます。

利用条件について

利用条件は下記の通りです。

【本人会員の場合】

  • 年齢が18才以上の方
  • 安定した収入のある方

上記の条件を満たせば、無職や専業主婦(主夫)・学生でもカードを作ることが可能です。ただし未成年の方の場合は親権者の同意が必要です。高校生は申込みできません。

【家族会員の場合】
家族会員は、本人会員の配偶者・親・子供(高校生を除く18才以上)が対象です。カードの種類によっては、申込みできないケースもあるので確認してから申し込みましょう。

自分に与えられた限度額を確認する方法

あといくら借りられるのかを確認するには、一般的に3つの方法があります。

  • カード送付時に添付される台紙
  • 毎月の利用明細書
  • インターネットサービス「DC Webサービス」

これらによって限度額の確認が可能です。DC Webサービスに登録すれば、毎月書面による明細書の発行を停止することが可能です。利用額を自分だけの秘密にしておきたい場合や個人情報が漏れることが心配な方におすすめです。

DC Webサービスは、IDとパスワードでログインし、「利用可能枠・利用状況照会」より詳細を確認することが可能です。

キャッシング枠の審査基準

DCカードのキャッシングサービスを利用するには、ショッピング枠とは別に審査が必要です。では、どのような審査基準があるのでしょうか。

審査の基本となる項目が「継続した安定収入」です。申し込み時に記入する年収は参考に過ぎず、実際には毎月の収入の安定度が重要とされます。例えば、年収300万で月によって収入が不安定な人よりも、年収が100万円程度でも毎月きっちり収入のあるアルバイトの方が審査に有利とされる場合があります。

毎月きちんと支払ってくれる人かどうかの確認は、個人信用情報機関(CICなど)の共有情報が照合されます。もし、この情報によって過去の遅延や延滞などが発覚した場合、審査に不利となります。

また、申し込みするクレカ会社の希望限度額と他社の借入総額の合算が、年収の3分の1を超えると総量規制に引っかかります。そのため、審査落ちもしくは限度額が減額されます。

限度額を増やす方法

限度額を増やすには、増枠の申請が必要です。承諾には審査が必要で、カードの利用実績や信用度を見られます。つまり、ある程度の利用があってきっちり返済しているかどうかが重要です。

限度額の引き上げは、一時的な増額と継続的な増額の2種類があります。一時的な増額は、ショッピング枠の一回払いのみが対象で利用目的の申告が必要です。キャッシングでの一時的増額には対応していません。

増額の申し込みは電話で行うことができます。三菱UFJニコスが発行するカードの場合は、「ご利用明細デスク」に電話をして申し込みます。提携金融機関やグループ会社が発行しているカードの場合、それぞれのカード会社に電話しましょう。連絡先はカードの裏面に記載されている電話番号です。

借り入れ方法

DCカードでの現金借入方法は、銀行やコンビニのATMから自分の預金を引き出す方法とほとんど変わりません。与えられた限度額の範囲内で繰返し利用することが可能です。

ATMの利用方法は、DCカードを挿入し案内に従うだけです。手数料は、借入金額が1万円の場合100円(税別)、借入金額が2万円以上の場合200円(税別)です。最低借入額は1万円以上で、1万円単位で金額を決めることができます。

利用できるATMはDCカードのマークが目印で、ホームページで確認することができます。

コンビニは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート(E-netなど)に対応しています。

ATMの機種、利用エリア、店舗によっては、ATMの利用時間や取引内容、借入可能金額などが異なります。

返済方法

DCカードのキャッシングサービスの返済方法について解説します。ホームページの説明では、クレカのショッピング枠やDCカードローンの返済と混同してしまうことがあるので注意しましょう。

返済方法は、一括払いのみでリボ払いには対応していません。一括払いのみのため、返済金額の確認がとてもクリアで無駄な利息が発生する心配がありません。

返済日は、毎月15日締め翌月10日で、指定した口座から自動引落しされます。

詳しい返済金額や返済日を知りたい場合、返済シミュレーションを活用しましょう。希望の利用金額や利用日を入力すると、支払金額・手数料・支払日などをすぐに確認することができます。

繰り上げ返済(事前返済)は、指定口座への振込みで行います。カードによって方法が異なる場合があるので、裏面に記載されている電話番号に問合せましょう。振込金額や口座番号などは、電話連絡した際に案内されます。繰り上げ返済の場合、振込手数料がかかります。

DCカードで海外キャッシングをする方法

DCカードで海外キャッシングの利用ができます。世界主要都市であれば空港や銀行などのATMで、現地通貨を引き出すことができます。

DCカードの場合、「Mastercard」や「Visaカード」のロゴマークがあるATMが目印です。ATMの利用手数料は国内と同じです。両替所の窓口が閉まっている時間でも利用できるのでとても便利です。返済方法は、登録している口座から一括払いでの引き落としとなります。

海外のATMを利用するには、キャッシングサービスの利用可能枠の設定が必要です。海外に行く10日以上前に余裕をもって申し込むと慌てなくて良いでしょう。

カードローンとの違い

クレカとカードローンの違いについて解説します。DCカードは現金の借入サービスとして「クレカのキャッシング」と「カードローン」にわけて勧めています。クレカの場合、利用限度額を「キャッシング枠」と説明しており、カードローンの利用限度額を「カードローン枠」として説明しています。

一般的に、クレカで現金を引き出す場合も、カードローンでお金を引き出す場合もキャッシングと言います。そのため、DCでクレカのキャッシングの説明をきいた場合、カードローンのことと混同してしまうことがあります。あくまでもDCでは、カードローンと混同しないため、クレカの場合のみキャッシング(サービス)と説明しています。

返済方法の違いに注目すれば、一括払いできる少額の借入であればクレカ、分割による返済が必要であればカードローンと、はっきり区分けされているのが大きな特徴です。

どういう使い分けがおすすめ?

クレカとカードローンをうまく使い分けるための方法について解説します。

カードローンの場合、現金による借入を複数回繰り返す可能性のある方や、利息を抑えたい方におすすめです。基本的にカードローンの場合、分割払いとなるのでそれに合わせて金利が安く設定されています。

クレカの場合、緊急で一時的に現金が必要なこともあるけれども普段はさほど利用が無い方におすすめです。海外で利用できるメリットもありますが、カードローンよりも金利は高めです。また、一括払いのみなので予め返済方法を確認してから申し込む必要があります。

海外の利用やショッピングでの利用が多い場合はクレジットカード、 キャッシングの回数が多く定期的に高額購入が多い方の場合は金利が安いカードローンをチョイスすると良いでしょう。

キャッシングができない理由と対応策

DCカードでキャッシングができないとしたらどのようなことが考えられるでしょうか。最も可能性が高いのが返済の滞納です。口座に引き落とせるお金が用意できなかったケースもありますが、準備金が不足していることに気が付かなかったケースもあります。

自覚がある返済遅延であろうがうっかりミスであろうが、約束の日に約束した金額の支払いがなければ、出金できない状態になります。この場合、すぐにカード会社に連絡しましょう。

もし、返済ができないことが事前に予測できるケースなら、返済日の前に連絡しておくのがベストです。電話したところで即返済できないこともあるでしょう。しかし、事前連絡をしたかどうかだけでもその後の審査や更新などの扱いが大きく異なる場合があります。

まとめ

DCカードのキャッシングについて解説しました。もう一度ポイントを箇条書きでまとめてみましょう。

  • DCは取り扱う会社によって問合せ先が異なる
  • DCにはクレカとカードローンがあるので混同しないよう注意
  • 無職や専業主婦(主夫)・学生でもカードを作ることが可能
  • 審査基準は、安定した継続収入、信用情報が重要
  • キャッシングの増額は可能
  • 全国の提携する金融機関やコンビニATMから借入可能

DCカードは、どの会社の管轄かによって対応やサービスが異なります。種類によって特典やサービスなどが異なります。DCカードについてもっと知りたいなら資料請求がおすすめです。自分にとってメリットとなるポイントがたくさんあるクレカを厳選してから申し込みましょう。

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