消費者金融会社はどこを利用しても同じ、と考える方も多いです。しかし実際に会社にはよって違いがあります。大手消費者金融のアコムは、他の消費者金融と比べると返済がしやすく便利であることで知られています。今回はアコムのキャッシングの特徴や方法などについて説明をします。

アコムのキャッシング=カードローンのこと!

アコムでは契約の際に「アコムカード」という専用のカードを発行します。このカードを使い、利用可能額の範囲内で好きな時にお金を借りたり、返済をしたりできます。銀行などでよく耳にするカードローンと同じです。

一般的にお金を借りることを「キャッシング」と呼びますが、アコムでキャッシングをすることは「カードローン」を使用することになります。アコムのホームページでも、金融商品はカードローンとして紹介されています。

アコムのキャッシングローンの概要をおさらい

「キャッシング=カードローン」ということを理解した上で、ここでアコムの限度額や金利について紹介します。

限度額

1万円~800万円

限度額は審査によって決定します。50万円の申込、または他の消費者金融とあわせて100万円を超える申込の場合、所得を確認できる書類が必要です。

金利

年率3.00%~18.00%

契約限度額が100万円以上の場合は3.00%~15.00%の利息設定になります。

無利息期間と条件

契約日の翌日から30日間は無利息サービスを受けられます。

【条件】

  • アコムと初めて契約する方
  • 返済期日を35日ごとで設定した方
  • クレジットカードや借り換えローンは対象外

申込方法

急いでいる場合、インターネットや電話で申し込みをしたあとに自動契約機(もしくは窓口)に来店をすると時間を短縮できます。

インターネット

スマホや携帯電話、パソコンから申込ができます。スマホ用のアプリをダウンロードすると本人確認の提出もスムーズです。

電話

24時間365日受付をしています。時間帯によっては翌日の対応になります。

自動契約機(むじんくん)、店頭

最短30分で契約ができます。相談したい事や疑問点があった場合はその場で担当の方が答えてくれます。三菱東京UFJ銀行の一部の店舗にもアコムの自動契約機が併設されています。

郵送

電話で連絡をすると書類が郵便で届きますので、申込書に記入をし返送をしましょう。

申し込み条件を確認しよう!

アコムの申し込み条件としては、以下の点が公式サイトで記されています。

・20歳以上で安定した収入があり、アコムの基準を満たす方

少し内容があいまいなので解説しましょう。年齢の上限ははっきり記載されていませんが、他の消費者金融は69歳までとなっていますので、その年齢を目安に考えておけば良さそうです。安定した収入さえあれば自営業の方や、アルバイト、パート、契約社員の方も契約できます。

学生や主婦・主夫の方でも、アルバイトなどで安定した収入があれば申込できます。年金受給中でも、年金以外に収入があり返済能力があれば利用可能です。

つまり、雇用形態問わず定職に就いていれば契約可能ということです。他の消費者金融と比較しても変わった条件は提示されていません。次の章では、キャッシングの契約の流れを解説します。

契約までの流れは?

契約の流れを簡潔に紹介すると、以下の6つのステップに分類する事ができます。

  1. 申し込み
  2. 審査
  3. 結果連絡
  4. 契約手続
  5. カード受取
  6. 融資

それぞれをもう少し細かく解説していきましょう。

1.申し込み

インターネット(スマホ・パソコン・携帯電話)、電話、郵送で仮審査の申し込みができます。

店頭窓口もしくはむじんくん(自動契約機)に来店をすると、カード発行まで最短で30分で完了します。自動契約機は土日祝日含む8時~22時まで営業していますので、平日は忙しいという方でも利用ができます。(店舗によっては営業時間が異なります)

個人情報の取扱い条項に同意後、情報を記入(入力)します。入力内容に間違いがあった場合は融資が取り消しになるケースがありますので、必ず正確な内容を申告してください。

2.審査

申告内容に基づいて審査が行われます。申込をすると、自宅や勤務先に担当者の個人名で連絡が入る場合があります。アコムはプライバシーに配慮していますので、消費者金融で申込をしたことはバレません。

3.結果連絡

店頭や自動契約機で申込をした場合はその場で、それ以外の方法の場合はメールや電話で連絡があります。

4.契約手続

審査結果を確認し、契約手続きを行いましょう。インターネットや郵送で申込をした場合でも来店は不要です。内容によっては来店が必要になるケースもあります。

5.カード受取

インターネットや電話で申込をした場合は郵送でカードを受け取れます。店頭もしくは自動契約機に来店すると、すぐにカードを発行してもらえます。

カード受取前にキャッシングをしたい場合は、本人名義の銀行口座に振込でお金を借りることもできます。

6.融資

カードを受け取った時点から、アコムATMや提携ATMよりキャッシングをすることができます。

これがアコムを利用する全体の流れです。融資の部分について、どんな方法でお金を借りることができるのかをもう少し詳しく説明しましょう。

キャッシングを実際に利用するには?

アコムでキャッシングを利用する方法は以下の3つのパターンがあります。

1.アコムATMでキャッシング

全国のアコムにあるATMは一部店舗を除いて24時間営業。必要な時にいつでもキャッシングが可能です。

2.コンビニ、銀行など提携ATMでキャッシング

アコムはセブン銀行、E-net、ローソンATM、イオン銀行や三菱東京UFJ銀行のATMと提携しています。各ATM画面の「カードローン」ボタンより利用できます。

3.銀行振込

手元にアコムのカードがなくても、手数料無料で振込でお金を借りることができます。インターネットもしくは電話より、24時間365日好きな時に申込が出来ます。実際にお金を受け取れる時間は金融機関によって違いますが、楽天銀行の口座を持っていれば24時間いつでも最短1分で振込をしてもらえます。

借りる方法が分かれば次は返済方法が気になります。そこで、アコムで借りたお金はどうやって返すのかをまとめました。

返済方法はどうなっているの?

アコムは自由な返済が魅力です。毎月の返済金額は約定で決まっていますが、余裕がある時は多く返済をしたり、厳しいときは利息分のみの返済をしたりなど、状況に応じた入金ができます。

期日の3日前と当日にはメールでお知らせがありますので、期日を忘れることも防げます。返済方法は以下の5つの方法が用意されています。

1.ATMからカードで返済

アコムのATM、もしくは提携ATMのカードローンメニューより好きな時に返済ができます。

2.インターネット返済

Pay-easy(ペイジー)の利用により、インターネットでの手続きで24時間いつでも返済ができます。アコムの会員ページにログインして返済金額などの情報を入力後、利用したい金融機関のインターネットバンキングにログインをし、決済手続きを行います。

前もってアコムへのインターネット返済ができる機関でネットバンキングの手続きが必要です。対象の金融機関はホームページより確認できます。

3.振込返済

各金融機関より、銀行振込で返済ができます。振込先の口座番号はアコムの会員ページで参照できます。

4.自動引き落としで返済

口座を登録しておくと、毎月6日(休みの場合は翌営業日)に返済金額を自動で引き落としします。前もって手続きが必要であること、手続きから引き落とし開始までは2~3ヶ月かかることに注意しましょう。

5.窓口で返済

アコムの店頭が近くにある場合は窓口でも返済ができます。返済金額を相談したい場合におすすめです。

アコムで土日にキャッシングする方法は?

土日にお金が必要になったというケースは少なくありません。そんな時こそキャッシングを頼りたいと感じるはずです。そこでこの章では、アコムを土日に利用する方法をまとめました。ポイントはすでにアコムと契約しているかどうかという点です。2パターンに分けて解説していきましょう。

すでにカードを持っている場合

アコムカードがあれば、アコムの店頭や自動契約機に設置してあるアコムATM、各コンビニやイオン銀行・三菱東京UFJ銀行などのATMからお金を借りることができます。ATMは一部を除き24時間営業しており、手数料もかかりません。

☆契約はしているがカードが手元にない場合は?

手元にアコムのカードがない場合でも、インターネットか電話で振込キャッシングに申込すれば銀行振込でお金を借りることができます。土日祝日の振込は反映されない金融機関が多いですが、楽天銀行の口座を持っていれば土日や夜中でも最短1分でお金の振込を確認できます。

まだ契約をしていない場合

契約をしていない場合は新規申込をしましょう。できるだけ早くお金を借りたい場合、インターネットや電話で申込をした後に自動契約機に来店する方法がおすすめです。自動契約機へ直接来店してもOK。アコムの自動契約機(むじんくん)は土日祝日でも8時~22時まで営業しており、最短で30分で契約完了ができます。

☆勤務先が休みで在籍確認ができない場合は?

アコムでお金を借りる際は、職場への在籍確認が不可欠です。在籍確認とは、勤務先へ担当者の個人名にて連絡をし、顧客が本当に勤務先に在籍しているかどうかを確認する電話です。

会社が休みで担当者が誰もいない場合、在籍確認はできません。その場合はカードだけを先に発行し、在籍確認が取れ次第融資可能とするケースが多いです。

在籍確認が取れないにも関わらずどうしてもキャッシングをしたい場合、少額であれば対応してもらえるケースもあります。担当の方に理由を話し、相談をしてみましょう。その場合10万円程度なら貸してもらえるようです。

審査基準は?

アコムのホームページには、20歳以上で安定した収入があることが申込の条件とされています。実際の審査で重要視されることを確認しましょう。

安定した収入があるかどうか

アコムは学生や主婦、年金受給者の方でも、定期的な収入があれば申込が可能です。アルバイト・パートはもちろんのこと、事業や不動産、投資による収入も含まれます。職業よりも、毎月何らかの収入を得ているかどうか?が審査で重要視されます。そのため勤続年数はとても重要です。1つの会社に長く務めていることは信用度という意味で大きなプラスポイントです。簡単にやめる心配が無いため審査上も有利になります。

金融事故があると審査には通らない

アコムは他の金融機関同様、個人信用情報機関に加入しています。そのため他の会社で貸倒をした場合、債務整理や破産をした際は最高で5年~10年はキャッシングはできません。

過去にアコムを利用している際に金融事故があった場合、信用情報機関の情報は消えてもアコムの顧客情報は残っているため、キャッシングを断られる可能性がとても高いです。

他社借入状況

アコムは消費者金融なので総量規制の対象です。申込者の年収の1/3を超えて貸し出すことはできないので、個人の借入状況を確認します。すでに他の金融機関から年収の1/3を借りていれば審査に落ちることになります。金額はクリアしていても、似たような消費者金融と何社も契約している人も落ちます。具体的には4社以上と契約している場合が落とされるラインと言われています。

アコムはどんな人にオススメ?

ここまでの解説を踏まえて、アコムはどんな人にオススメなのかを紹介していきます。以下の3パターンに該当する人はオススメと言えるでしょう。

収入がある学生や年金受給者の方

キャッシングを申込む際、「20歳以上で安定した収入がある」という条件を満たしているにも関わらず、学生や年金受給者の方は申し込みができないケースがあります。

しかしアコムのキャッシングは、学生や年金受給者、主婦の方であっても、アルバイトなどで安定した収入があれば申込可能な旨がホームページにはっきり記載されています。

学生でも使えるキャッシングの詳細

24時間手数料無料でキャッシングしたい方

消費者金融はコンビニATMと提携を行っていますが、手数料がかかります。直営のATMならキャッシング・返済共に手数料がかかりませんが、夜中は利用できないことがネックですね。

しかしアコムのATMは一部を除いて24時間営業。夜中でも手数料を気にせずキャッシングや返済ができます。

マイペースに自由な返済がしたい方

キャッシングの返済期日は、は毎月決まった日付であることが多いですね。しかしアコムは「35日返済」を設定できます。返済を行うと、その翌日から35日後が次回の期日になるというシステムです。

毎月同じ日に返済を行うよりも次回期日までの日数が長いので、ゆとりを持った返済が行えるのが魅力です。もちろん前倒しで好きな金額をどんどん返せるので、早く返済をしたいという方にもぴったりです。

まとめ

定期的な収入があれば申込ができることが魅力

アコムは20歳以上で定期的な収入があればアルバイトや主婦(主夫)、年金受給者の方でも申込ができます。

夜中でも手数料無料で利用したいならアコムを選ぼう!

アコムのATMは一部の店舗を除いて24時間営業。近くにATMがあればいつでも手数料が無料で利用できます。

自由にマイペースに返済したいならアコム

アコムの返済期日は毎月一定と35日サイクルのどちらかを選ぶことができます。35日サイクルは返済すると期日が翌日の35日後に更新されるシステム。自分のペースでどんどん返済ができるだけでなく、次の期日までの日数が長いため、余裕を持った返済も可能です。

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