キャッシングする方法

キャッシングに申し込みたい!」と思った時、銀行カードローン、消費者金融キャッシング、クレジットカードキャッシングなどの方法が思い浮かびます。カードを発行するには来店が主流でした。しかし、最近では自宅でいつでも気軽に申し込むことができる“インターネット申し込み”を利用する方も増えています。

それぞれの金融機関別に申し込み方法の特徴などを解説します。

銀行カードローンの申し込み

申し込みには、インターネット・店頭・電話・郵送・FAXなどの方法があります。中には、消費者金融のように自動契約機を導入する銀行も増えています。自動契約機を導入している代表的な金融業者に、プロミスと同グループである三井住友銀行があります。

インターネットや機械の操作が苦手という方は、店舗や電話などが申し込みしやすいでしょう。とくに高額融資の場合、店頭でアドバイスを受けながら申し込むのがオススメです。店頭申し込みの場合、本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)の持参が必要な場合があります。もし、持参しなければ再度来店が必要となることもあるので、用意しておいて損はありません。

電話の申し込みでしたら、フリーダイヤルの番号にかけるのが一般的です。申込みは、20分から30分で終わりますし、記入ミスという心配がないので安心です。ただし、店舗や電話の場合、受付時間が限られています。仕事などでなかなか時間が取れない方には、インターネットなどその他の方法で申し込みましょう。

また、自宅でゆっくり書類を手書きしたいという方でしたら、郵送やFAXなどの方法もあります。この場合、銀行ATMや店舗内にある書類を持ち帰る方法や、インターネット上で申し込み書類をダウンロードできる場合もあります。

申し込みはそれぞれ利点が異なるので、自分にピッタリのものを探しましょう。

消費者金融キャッシングの申し込み

申し込みは、電話、郵送などで受け付けている金融業者もあります。しかし、大手消費者金融の場合、自動契約機やインターネットの利用が主流です。

消費者金融の場合、自動契約機のことを店舗という場合があります。もちろん、この店舗には人が常勤しているわけではありません。代表的なもので“アコムの「むじんくん」”などがあります。

自動契約機からの申し込みは、本人確認書類の提示が求められるケースがほとんどです。申し込みの際には希望限度額を記入しなくてはいけません。消費者金融の場合、“総量規制(年収の3分の1以上の個人融資ができない)”の対象となります。そのため、既存の借り入れ限度枠と申し込みする希望限度額の合計金額が、年収の3分の1以下でなければなりません。

クレジットカードキャッシングの申し込み

クレジットカードは、デパートや百貨店などさまざまな会社から発行されています。クレジットカードを申し込む際には、年会費・手数料・キャッシング枠の有無・自分のライフスタイルに合っているかなどの特徴を照合して選びましょう。一般的に土日も営業している一般企業からの発行が多いので、仕事の休日に関わらず受け付けが可能です。

申し込みは、店舗(販売会社や銀行など)、郵送、インターネットなどの利用が一般的です。クレジットカードの申込書は、各企業のカウンターにもらいにいくのがわかりやすいでしょう。また、電話やインターネットを通じて直接取り寄せることもできます。クレジットカードの場合は店頭申し込みが主流でしたが、最近ではインターネットから申し込みできるものも増えています。クレジットカードも総量規制の対象となるので、消費者金融と同じ要領で“年収の3分の1以下の希望限度額”で申し込むことが必要です。

次に、申し込んで審査に通過した後の、各金融機関の利用方法について解説します。

キャッシングの利用方法

無事審査に通過したら実際に利用してみましょう。審査で承諾された限度額の範囲内であれば好きな時に何回でもお金の引き出しが可能です。では、それぞれのお金を借り入れするまでの利用方法について解説します。

銀行カードローンの利用方法

銀行カードローンでお金を引き出す際には、店頭窓口・銀行ATM・提携するコンビニATMなどの利用が可能です。店頭での借り入れは、通帳と印鑑を持参して窓口に依頼する方法ですが、現在では少数派と言えます。

もっとも需要が大きい借り入れ方法は“ATMの利用”です。ATMであれば時間を気にせずに全国で利用することが可能なのでとても便利です(コンビニの営業時間によっても異なります)。カードをATMに入れれば、あとはキャッシュカードで銀行の預金を引き出すのと同じ方法でお金が借りられます。ATMを利用するにはカードの発行が必要です。カードを受け取るためには郵送で自宅に送られる方法が一般的です。受け取りを早くしたい場合、店頭や自動契約機などで受け取る方法もあります。

利用手数料は、金融業者や提携するATMによっても異なります。全面的に手数料が無料となるケースや、月に数回までの利用なら手数料が無料などの条件付きのケースがあります。

また、最近では営業時間を短縮するコンビニなどが増える傾向にあります。あとで利用方法が合わずに後悔しないためにも、事前にもっとも利便性の良いカードローンを選ぶことも重要です。

消費者金融キャッシングの利用方法

消費者金融でお金を引き出す際には、店頭窓口・自社ATM・提携する銀行やコンビニのATM・インターネットや電話からの振込キャッシングなどの利用が可能です。

ATMを利用するにはカードの発行が必要です。自動契約機なら、申込んだその場でカード受け取ることができるのでとても便利です。カードを受けとったら時間を選ばず全国の提携コンビ二ATMでの利用が可能です。急にお金が必要になった場合にはとても助かります。手数料は、自社店舗に設置されているATMを利用すれば無料となるケースも多いようです。

また、インターネットや電話から申し込む「振込キャッシングなら」、24時間365日いつでも利用することが可能です。 クレジットカードや返済などの引き落としで、銀行口座にお金が不足している場合には直接振り込みしてもらえます。また、近くに消費者金融のATMがない場合にも重宝します。指定の銀行口座に振り込んでもらえば、銀行のカードと同じようにATMからお金を引き出すことが可能です。金融機関によっても異なりますが、平日14時までに振り込み手続きが完了すれば当日中の振込みが可能です。

クレカキャッシングの利用方法

クレジットカードは、基本的にショッピング利用のために発行されるカードです。そのため、いざお金を引き出そうとした際にキャッシング機能がそもそも付いていない場合があるので事前確認しましょう。

お金を引き出すにはカードの発行が必要です。店頭、WEB申込み、郵送などによる方法があります。クレジットカード利用が急ぎの場合、最も早くカードを受け取れる可能性がある店頭、次にWEB申込みがオススメです。郵送の場合、カード発行までに1か月ほどかかってしまうケースもあるので注意しましょう。

カードを入手したら、提携する銀行ATMやコンビニATMからお金を引き出すことが可能です。コンビニATMなら原則24時間365日の利用が可能です。その際には、各機関によっても異なりますが利用手数料がかかります。

クレジットカードを受け取ったら、カードの裏面にサインをしなくてはいけません。このサインは、カード会員の持ち主を特定する意味があるのでとても重要です。また、利用する際の本人確認ともなる大事な筆記による証明です。

また、クレジットカードの場合、有効期限が設けられていることが一般的です。有効期限を過ぎたカードは利用できません。期限終了の事前に、更新されたカードが自宅に送付されます。間違って破棄したりしないよう必ずDMの中身を確認する習慣を忘れずに行いましょう。

では、次にそれぞれの金融機関における返済方法について解説します。

キャッシングの返済方法

それぞれの金融機関での返済方法について解説します。計画的に返済するには、“返済シミュレーション”なども活用しましょう。これによって、毎月の返済額や返済期間などの試算が可能です。

銀行カードローンの返済について

銀行カードローンの返済の場合、口座振替(口座から自動引き落とし)、ATMから入金、インターネットバンキング、店頭などでの返済が可能です。金融機関によっても異なりますので事前確認が必要です。

銀行カードローンの場合、口座振替がもっとも一般的な返済手段です。毎月決まった日に普通預金口座から自動的に引き落としされます。そのため、返済の期日を忘れてしまうといった致命的ミスをおかしてしまう心配がありません。ただし、事前に引き落とせるだけのお金を口座に準備しておく必要があります。

返済日は、金融機関によって指定された期日から選ぶ方法と、月の好きな日から任意で選ぶ方法があります。いずれにしても、給与日の翌日を選べば優先で引き落とされます。そのため、返済遅延ミスを未然に防ぐことができるのでオススメです。

ATMからの返済の場合、ローンカードで入金するのが一般的ですが、普通預金キャッシュカードで入金できる金融機関もあります。利用できるATMや手数料は、金融機関によっても異なるので事前にチェックしておきましょう。

また、大手銀行やネット銀行をはじめ、インターネットバンキングによる入金ができる金融機関も増えています。自宅からすべての手続きが完了するので非常に便利です。

月々の返済額は、借入額に応じて決められます。最低返済額が金融機関によって設定されています。月々2000円からでもOKという金融機関もあり、月々の返済額を極力減らしたい方には重宝します。

月々の返済だけでなく、好きな時に好きなだけ追加で返済できる増額返済にも対応しているカードローンもあります。できるだけ早いうちに少しでも増額返済すれば、その分利息を減らすことが可能なのでお得です。

消費者金融の返済について

消費者金融キャッシングの場合、ATMからの振込・口座引落し・インターネットバンキング・銀行からの振込などの方法があります。

もっとも楽に返済できる方法が、口座からの自動引き落としとインターネットバンキングによる方法です。自動引き落としなら返済の遅延ミスの可能性を少なくすることができます。

ATMからの振込の場合、専用ATM・コンビニATM・銀行系消費者金融の場合は同グループの銀行ATMなどの利用が可能です。ATMから入金するには、毎月わざわざ足を運ばなくてはいけないことに加え、返済日を忘れてしまうことによる延滞というデメリットがあります。

そういうデメリットがあるにも関わらず、多くの人がATMを利用しています。なぜなら、ATMからの入金なら通帳などに入金履歴が残らないためです。それに、コンビニの利用ついでにATMを気軽に利用できる点も理由のひとつです。ただし、ATMからの引き出しは24時間可能ですが、入金の場合は利用時間に限りがあります。無駄足にならないためにも、利用可能な時間を事前確認しておくといいでしょう。

また、消費者金融の場合、はじめての利用なら30日間無利息というサービスを行う金融業者も増えています。短期返済が可能な場合は大いに活用しましょう。

クレカキャッシングの返済について

銀行カードローンや消費者金融キャッシングの場合、毎月分割で返済する方法が一般的です。それに対しクレジットカードのキャッシングの場合、翌月に一括返済する方法が一般的です。しかし、最近ではカードローンなどの利便性に便乗してか、分割返済できるクレジットカードも増えています。

クレジットカードの場合、カード会社が指定した日に普通預金口座から自動引き落としされるものが主流です。ATMでは借り入れは可能ですが返済に対応していないカードが多いのが特徴です。そんな中、返済にも対応するクレジットカードが増える傾向にあります。

例えば、三井住友VISAカード・楽天カード・オリコカード・JCBカード・イオンカードなどでは、コンビニや銀行ATMなどからの入金(返済)が可能です。それによって、早期返済で利息額を少なくできるのでとてもお得です。事前に対応可能かどうかの確認もクレジットカードを選ぶ際の大事な要素です。

海外キャッシングの利用方法

海外旅行などで現金が足りなくなった場合、銀行窓口で両替してもらう方法が考えられます。しかし、街中の銀行は言葉も通じにくく、何より限られた時間を大きくロスしてしまってはとても残念です。そんな中、クレジットカード1枚あれば、海外でも日本と同じようにお金を引き出すことが可能です。

その場合、ATMを利用しましょう。ATMならすぐに現金を引き出せるだけでなく手数料も安くなる可能性があります。それに、両替カウンターに並ばなくていいのも大きなメリットです。また、治安の悪い国なら現金はなるべく持ち歩きたくありませんよね。そんなニーズに応えてくれるとても便利な手段です。

ATMは、銀行、空港、ショッピングモールなどに設置されているものを利用しましょう。中でも、銀行なら治安的にも安心です。ただし、営業時間が限られているので事前確認が必要です。

ATMの種類によってカードの認証スタイルが変わります。カードの表面を上にして挿入するタイプ、裏面を上にするタイプ、挿入したらすぐに抜くタイプ、スライドするタイプなどがあります。また、現金を受け取ってもそのまま終了にはならない場合があります。その場合、最後に「このまま取引を続けますか?」の問いに対し「NO」のボタンをプッシュしないと完全には終了しません。万が一、その状態でATMを離れてしまった場合、後から来た人にお金を引き出されてしまうこともあるので注意が必要です。

最後は必ず明細書を受け取ること、それがATMの終了サインでもあります。また、明細書は、他国でのありえないトラブルでの証明にもなります。カードの請求と照合するまでは大事に保管しておきましょう。

国によっては、日本語に対応するATMが設置されている場合や、英語ならOKというケースもあります。事前に、訪問する国のATMシミュレーションなどを見つけて体験学習しておけばより安心ですね。

キャッシングの利用方法まとめ

キャッシングの申し込みから融資、返済までに加え、海外キャッシングなどについて解説しました。では、最後にポイントをまとめておきましょう。

  • キャッシングの申し込みは、便利なインターネット利用者が加速している
  • 即日融資なら、自動契約機や消費者金融の振込キャッシング、クレジットカードなどが便利
  • ATMの手数料や利用時間によってカードを選ぶのもひとつ
  • 消費者金融の利用で、WEB明細を設定すれば郵送物がなくなるので家族にバレにくい
  • クレジットカードのキャッシング機能は、付けたりはずしたりすることが可能
  • 銀行カードローンの返済は、自動引き落としが主流
  • 消費者金融キャッシングの返済では、ATMからの入金がなら通帳履歴に残らないので人気
  • クレジットカードでもATMから返済できるものが増えており、利息を減らすのに役立つ
  • 海外での現金両替は、クレジットカードを利用するのが大変便利

以上が、主なポイントです。キャッシングするなら、銀行のキャッシング、消費者金融、クレジットカードなど、どれにしようか迷ってしまう方も少なくないでしょう。人によって、それぞれのカードの良い点と悪い点が異なります。そのため、「このカードが絶対いい!」ということはありません。自分にとってどのカードがどのように利点なのかよく吟味してから、カードを選ぶことがとても重要です。

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